先に示したフローチャートの例で示すように,読み込み用のファイルを用いるプログラムでは,ファイルのデータをすべて読み込んだのか,まだ読むデータが残っているのかを調べる必要が多くあります。このためには,次の関数が便利です。
feof(fp)ここで,fpはいま読み込んでいる最中のファイルに関連付けられたファイルポインタです。この関数は論理関数といって,戻り値は真または偽です。ファイルのデータをすべて読み終わっていれば真,まだデータが残っていれば偽を返します。if文や繰り返し文の条件の部分にこの関数を利用した論理式を書くことで,例えばファイルからデータをすべて読み切るまである処理を繰り返し実行するといった処理を実現できます。