2 コマンドライン引数

   2.1 コマンドライン引数を表示するプログラム
 C言語では、実行時のコマンドラインからプログラムに引数(パラメータ)を渡す方法があります。
ここでは、その方法を学びましょう。

 下記のプログラムは、コマンドラインで指定した文字列を一行毎に表示するプログラムです。
#include <stdio.h>

int main(int argc, char *argv[ ]){
        int i;

        for(i = 0; i < argc; i++){
              printf("%s\n", argv[i]);
        }
}
 ここでは、main()関数に2つの引数が記述されています。 1つ目の引数 argc (argument countの略)には、コマンドラインでスペースを区切り記号として見た場合の文字列の数が代入されています。一方、2つ目の引数 argv (argument vectorの略)はポインタ配列であり、コマンドラインで指定された各文字列へのポインタが格納されています。