あるアパートがあり、そのアパートは2階建てで、各階に4世帯が入居できる構造になっていたとしましょう。このとき、各世帯の入居者数を表現することを考えてみましょう。次のプログラムは入居者の人数を入力するプログラムです。int num[2][4]; /* 1. */ for(i = 0; i < 2; i++){ /* 2. */ for(j = 0; j < 4; j++){ /* 2. */ scanf("%d", &num[i][j]); /* 3. */ } }
- int num[2][4] が2次元の整数型配列の宣言を意味しています。 ここで、最初の添え字2がアパートの階数を示し、2番目の添え字4が各階の世帯数 を示しています。
- 1次元配列同様に配列の添え字は、0から始まり、宣言した数-1 までとなります。 よって、アパートの階数を示す添え字は0と1、各階の世帯数の添え字は0、1、2、3 が有効になります。
- i階のj番目の世帯の入居者数を参照するには、num[i][j]と指定します。 プログラムでは、キーボードから入力された整数値をそこに代入しています。