茨城大学工学部電気電子工学科
数学演習Tのほーむぺーじ
教科書:指定なし
参考書:工学基礎ミニマム研究会編,「数学ミニマム改訂第2版」,学術図書出版社,2,200円+税
授業の概要
電気電子工学が基礎とする数学において重要な複素数についての理解を確立した上で,
指数関数や三角関数についての理解を確認し,微分積分のいくつかの重要事項の理解を
演習によって深める.
さらに,有名なオイラーの公式について,意味するところを理解した上でその成立に
ついては認め,その応用力を養う.
オイラーの公式を除き,出てくる関数はすべて実変数の関数である.
「よくこなれた数学力」が醸成されることを期待している。
授業の到達目標
- 1) 有理数と無理数の関係を説明できること.
- 2) 複素数の四則演算に困難を感じないこと.
- 3) 三角関数における「1ラジアン」の意味を説明できること.
- 4) eのπ乗の意味が言えること.
- 5) 指数関数や三角関数を含む式の微分が計算できること.
- 6) 積分と原始関数の違いまたはそれらの関係を説明できること.
- 7) 三角関数の微分や和の計算をオイラーの公式で処理できること.
学習・教育目標との対応
- (B1) 数学,自然科学に関する基礎知識を習得し,電気電子工学の問題に正しく応用できる能力を養う.
Keiichi MIYAJIMA